元連合赤軍「永田洋子」の獄中生活 「夜中に頭痛で眼が覚め、苦しむばかりで眠れない日。もはや耐え難く…」
2011年2月5日夜、元連合赤軍最高幹部の永田洋子(ひろこ)死刑囚が東京拘置所で獄死した。70年代初頭に起こした複数の事件でリンチと殺人の罪に問われ、93年3月に最高裁が上告を棄却したため死刑が確定。獄中で執筆活動を行う一方、80年に脳腫瘍の手術を受け、その後も更年期障害や脳萎縮などとも闘っていた。永田死刑囚の手記と支援者だった秋田一恵弁護士の証言で、その苛酷な獄中生活と消えなかった悔恨の念を振り返る。
(前後編記事の前編・「新潮45」2005年8月号特集「昭和史七大『猛女怪女』列伝」掲載記事をもとに再構成しました。...