「小室圭さんのおかげでハードルが下がった」 悠仁さま、佳子さまの「お相手」はどう選ぶべきなのか

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官僚も無難な人材供給源?

 例えば、近衛家には後陽成天皇の皇子が養子に入っているので、その分家などが男系男子だ(本家は細川護煕元首相の弟が継いだのち断絶している)。あるいは、住友家だって、東山天皇の男系子孫である西園寺公望元首相の弟が養子に入っている。

 私は男系男子と女性宮家の二陣営に分かれて議論を停滞させるより、どちらの可能性も残して、将来の世代の選択に委ねるべきだという意見だ。

 これまでの女系論がおかしいのは、今後の皇位継承を旧宮家の男系男子も昭和天皇以前の天皇の女系子孫も永久的に排除して、上皇陛下の女系を含めた四人の孫の子孫に限定しようとしていることだ。それでは近い将来、皇位継承者がいなくなる可能性が高い。英国では数千人もの王位継承者がいることは、『英国王室と日本人 華麗なるロイヤルファミリーの物語』(八幡和郎・篠塚隆著、小学館)で紹介した。

 佳子さまや愛子さまのお相手としては、私は外交官など各省庁の官僚も無難な人材供給源だと思う。人物などを把握しやすいのみならず、結婚後にも夫が公務員だと、海外勤務を含めた処遇や、公務員住宅の扱いなどで皇族女子にとって好都合な環境をつくりやすいメリットもある。

どんな大学が望ましい?

 悠仁さまのお妃選びも、早く準備を進めるべきだ。悠仁さまについては、いまのところ、肉体的にも学業の上でも帝王教育でも何の問題もなく成長されている。

 悠仁さまについて、ひ弱そうで猫背気味なのが気になるとか失礼なことを言う人もいるが、若いころに痩せ型でやや猫背気味なのは明治天皇や昭和天皇も共通している。だが、皆さん筋力は強くスポーツも得意で、悠仁さまも同じだ。悠仁さまだけをあしざまに言っているつもりかもしれないが、歴代陛下すべてに失礼だ。

 悠仁さまが学習院を選ばなかったことが、卒業生はひどく不満らしい。だが今の学習院は昔と違って華族の学校という機能などないし、かつてのように、高等科から難関大学に進学するような学力レベルの高い生徒も少なくなった。

 お茶の水女子大附属も筑波大附属も、レベルの高い女子が多い学校であって、中等科・高等科が男女別の学習院より、個人的な付き合いをつくるうえでも好ましい。学費が安いことから、学者や官僚など堅実な家庭の子が多く(美智子上皇后の父親や弟も卒業生だ)、同級生や周辺の学年からお妃候補が見つけられる可能性も高いと、筑波大学附属の卒業生たちは期待している。

 大学も東京大学を目指されるとか、東京農大、東京農工大、筑波大などいろんな名前を挙げる人がいるが、私は勉学の内容でも、専門分野より一般教養についてレベルの高い教師がそろい、良い学友が得られて、学生生活も楽しく、良質な女子学生と交流できるところがいいと思う。筑波大附属高校での成績もとくに悪いわけでもないようだから、早稲田や慶應あたりがいいと私は提案している。

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