「小室圭さんのおかげでハードルが下がった」 悠仁さま、佳子さまの「お相手」はどう選ぶべきなのか

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近親結婚の弊害?

 そこで、出てくるのが彼女たちと旧宮家の誰かとの結婚だ。ただ、いわゆる11旧宮家のうち、明治天皇の女系子孫である北白川、朝香、竹田、東久邇、なかんずく昭和天皇の子孫である東久邇家は、皇族の養子候補としては好都合だが、血縁が近いが故の問題もある。久邇家も香淳皇后の実家だから同様だ。

 近代皇室は、皇位継承権者の結婚に際しては、近親者を注意深く避けてきた。だから、明治天皇から今上陛下までいずれの配偶者も近い共通の先祖がいない女性を選んでいる。上皇陛下のときは北白川宮肇子(はつこ)さん、今上陛下は久邇晃子さんという条件のそろった旧宮家の女性が週刊誌報道では有力候補とされながら、実際の候補にならなかったのは、血脈が近いことが理由だと、旧華族の親睦団体である霞会館関係者は当時から語っていた。

 なにしろ戦後の皇族や内親王などで子どもがいるのは、半分を切る。経済的理由などで結婚しなかったり、子どもを作らない方針という人もいないだろうから、近親結婚などの弊害が出ていると疑う理由がある。

安倍元総理との議論

 そこで注目されるのが、週刊誌報道で名が出た、佳子さまの1歳と3歳下、愛子さまの4歳と6歳年上である賀陽(かや)家の二人の男子だ。安倍晋三元首相が愛子さまと旧宮家男子の結婚の可能性を密かに探ろうとしていた、と安倍氏に近いジャーナリストである岩田明子氏が、名前を出さずに月刊誌に書いたのは彼らのことだ。

 これについて私も安倍氏と議論したことがあるが、あの銃撃事件以前に話が進んだわけではなかったようだ。

 また、父親の賀陽正憲氏は、いったん宮内庁入りしたものの、陛下の同級生という近い立場の人が宮内庁内で重要ポストを占めてはよくないと外務省に移籍した経緯があって、これが支障となる可能性もある。それ以上に、いまどき、愛子さまに皇位継承を理由に選択肢もなく特定の男性と結婚することを期待するのは不適切でないかと私自身、安倍氏に申し上げた。

 もし、内親王と歴代天皇の男系子孫との結婚の可能性を探るなら、明治以降、戦前に皇族から離れた人たちや、江戸時代に公家に養子に出た人たちの子孫がいるので、そこまで候補を広げたらいい。なかには、佳子さまや愛子さまにふさわしい男子がいるかもしれない。

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