100回記念大会で考える「箱根駅伝」マネー事情 関東学連に入る放映権料は数十億円、広がる強化体制の格差、年俸2000万円の指導者も

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 2024年で第100回大会を迎えた箱根駅伝。美しき学生スポーツのはずが、いつしかマネーゲームの様相を帯びてきている。知られざる箱根マネーの裏事情とは。そしてその“勝ち組"とは一体誰なのか。『箱根駅伝は誰のものか』(平凡社)の著者である“元箱根ランナー”による提言。【酒井政人/スポーツライター】

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 時代とともにスポーツを取り巻く環境は変わっている。それは1920年(大正9年)に始まった箱根駅伝も無縁ではない。学生ランナーたちが仲間とともにタスキをつなぐ。...

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