「歌舞伎界から孤立」「客寄せパンダに見えてしまう」 市川團十郎の将来を憂う声が
襲名披露巡業開始から1年たっても「千両役者」との評判はとんと聞かない。年末、十三代目市川團十郎白猿(46)は京都・南座で「吉例顔見世興行」に出演したが、大名跡の将来を憂う声も聞こえてくるのだ。
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昨年11月の歌舞伎座を皮切りに、長男・新之助(10)と親子で歩んだ襲名披露巡業は、京都が年内最後で、来年以降も続く。
チケットが即完売せず
1985年に行われた先代の團十郎公演は「30億円興行」と呼ばれ、昭和の歌舞伎界における最大のイベントだった。連日、観客席からは「成田屋!」の声が飛び交う盛況ぶりが3カ月も続いたそうだが、今回はといえば当初からチケットの売れ行き不振が報じられた。
文化部記者が言うには、
「メインだった昨年11月と12月の歌舞伎座での襲名披露公演は初日こそ完売でしたが、連日満席とはならず団体の集客にも苦労したとか。そもそも襲名披露となれば普通はチケット発売即完売となるところ、そうはならなかったわけです」
歌舞伎界の重鎮が集まらなかった影響もあるという。
「歌舞伎座での2カ月公演に通しで出演したのは松本白鸚のみで、尾上菊五郎や坂東玉三郎は期間限定の登場でした。これでは歌舞伎ファンも連日押しかける気にはならないでしょう」(同)
世間でもてはやされている團十郎だが、その人気に疑問符がついているのだ。
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