立教大学駅伝・上野監督が解任された“本当の理由” 各社が報じなかった部員との「不適切な関係」とは【スクープその後】
各社が報じなかった「裏側」
しかしながら監督は、選手と共に汗を流す一方、女性部員と極めて親密な振る舞いを見せていたのである。「週刊新潮」は、上野監督と女性部員が「不適切な関係」にあるという情報をキャッチし、取材。その結果、今回の監督解任へと至ったのである。
妻子ある身とはいえ、個人的な恋愛であれば大学その他が関与するものではないのかもしれない。また、昭和の時代であれば「教師が教え子と恋愛関係になる」といったことに寛容な向きもいたことだろう。しかも相手は学生とはいえ成人である。
しかしながら現在では、教授が部屋で一対一で学生と話をする際にはドアを開けておくように、といったお達しも珍しくない。異性の学生とサシで飲みに行くなどもってのほか、というのが大学においては常識だ。
そんな状況において、上野監督の振る舞いはあまりに不道徳というか無防備というか、とにもかくにも規格外なものだったのだ。それゆえに新聞社、通信社ともディテールに触れるのをちゅうちょしたのかもしれない。それはいかなるものだったのか――。後編では、二人のデートの模様や、それを知った監督夫人のコメントなどについて詳報する。
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