鶴岡八幡宮も太宰府天満宮もかつてはお寺だった… 人気の初詣スポットが受けていたおぞましい破壊
初詣、すなわち新年の社寺参詣は、日本人にとっての伝統行事だと思われているが、必ずしもそうではない。年明けに地元の社寺を参拝する慣習は、江戸時代からそれなりにあったようだが、有名な社寺を遠路参拝する人が増えたのは、明治に鉄道が開通してのちのことである。
では、参詣の対象となる有名な社寺は、古い伝統を維持しているのだろうか。維持していないとは言い切れないものの、じつは、多くの社寺が明治維新以降、その姿を大きく変えてしまっている。境内の様子が変わったというだけではない。...