令和の榊原郁恵? 2023年に表紙7回!ブレイク中の“昭和感”アイドル桑島海空が明かす「私の武器」

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“晴れ女”

 見た目と違わず、明るいキャラクターで「撮影でグアムに行ったんですけど、台風が通った後で木とかがすごく倒れてたんです。でも『私、すごくレアなときにきたんだ』ってうれしくなりました」と話すなど、ポジティブな性格だ。

 グラビアでの一つの武器として挙げたのが、“晴れ女”であること。

「私、晴れ女で毎回撮影が晴れなので、どんどん自信がついてきています。晴れ女になるコツがあるんですよ。信号は絶対守るんです。私は車の通りが少ないところでも信号無視は絶対しません。信号無視した人を見たら『あ〜あ、この後なんか起きちゃうよ』って思う。その蓄積で晴れ女になれていると思います」

 万人に通じる方法ではなさそうだが、桑島の明るいキャラクターがわかるエピソードだ。

 海空(みく)とは本名だが、その名の通り、青い海と青い空が似合う。その一方で「温泉でも撮影したいなと思うんですけど、今は海に行く方が多いですね。着物とかも着たいなと思う」とこれまでと違った和風の撮影も希望しているそうだ。

 11月には初舞台に出演。それをきっかけに舞台にハマり、12月はすでに4回、劇場に足を運んでいる。もともと映画好きでもあり、将来は演技の仕事もしたいと考えている。

「演技の仕事はやりたいですね。アン・ハサウェイが好きなんですけど、『マイ・インターン』を見て、あそこの心情まで持って行っているのはすごいなと感動してます。オーディションも受けていて、大学生の役とかで呼ばれていくんですけど『なんか中学生だね。思ってより幼かった』って言われることが多いですね(笑)。自分でも確かにって思います」

 現在、グラビアで活躍する菊地姫奈は同じ19歳。事務所である「seju」でも同年代が活躍しているが、あくまで他人は他人と意識していない。

「誰かと比べたりするのが好きじゃないんですよ。事務所の子たちも、私とは全員違うし、真似できないと思うことが多いので。だったら自分を貫き通したいんです。強みですか? 何も考えてないところ(笑)。考えるより行動派です」

 1月5日発売の新年最初の「ヤングマガジン」で表紙を飾るほか、1月31日発売の「STRiKE!13回表」の表紙を飾ることがすでに決まっている。2024年のさらなる躍進はほぼ間違いなさそうだ。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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