「トクメイ!」最終回で最低視聴率の怪 「当初のコメディ要素が」「大舞台を前に橋本環奈が気の毒」
最終回に興味が持てない?
「脚本は『しもべえ』(NHK総合)の荒木哉仁氏と『−50kgのシンデレラ』(Paravi)の皐月彩氏で、オリジナル作品です。監督にはフジで『101回目のプロポーズ』や『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』を手がけた光野道夫氏や『マルモのおきて』の河野圭太氏も入っているので、出来は決して悪くない。橋本の役名・一円もよくぞ思いついたと思います。ただ、サスペンス要素が増えるにつれて、主演の橋本の出番もスポットも減っていきました。最終回ではまるで違うドラマになっていました」
警察官として同期の沢村と佐藤の友情に焦点が当てられ、二人の演技もなんだかいつもと違っていた。
「近藤匡プロデューサーのインタビュー記事を見ると、『踊る大捜査線』が大好きで、コメディ要素がありつつハードボイルドもあるドラマに憧れていたそうです。確かに『トクメイ』には2つの要素がありましたが、途中からガラッと変わってしまった。そのため、サスペンス要素が何だからわからないまま視聴をやめた人は、最終回にも興味の持ちようがなかったのかもしれません。最後まで見続けた人は、初回終わりに“橋本が容疑者か?”と思われるシーンがあってモヤモヤしていた人もいたかと思いますが、その謎が解けてホッとしたかもしれません」
橋本は大晦日に「NHK紅白歌合戦」の司会を務め、来年後期のNHKの朝ドラ「おむすび」ではヒロインの米田結を演じる。
「大舞台を前に、ちょっと気の毒ですね。2年連続の『紅白』で再び神MCぶり、朝ドラでのコメディエンヌぶりを期待しています」