ジャニーズ、宝塚に歌舞伎… 不祥事のせいで年末商戦に異変が「カレンダーやファン本が発売中止に」
公演中止で販売部数が低迷
発売中のカレンダーで苦戦しているのが、自殺者を出したイジメ問題で揺れる宝塚歌劇団だ。
宝塚関係者が肩をすくめる。
「宝塚では例年、男役や娘役のトップスターらが勢ぞろいする『宝塚スターカレンダー』や『宝塚スター卓上カレンダー』をはじめ、およそ7種が発売されています。今年も第1弾が10月20日に、第2弾が11月10日に発売されたばかりだったのですが」
上級生によるイジメや過重労働を原因として、宙(そら)組所属のAさんが25歳の若さで命を絶ったのは、9月30日。発売がその直後だっただけに、遺族側の会見などでヅカファンにも動揺が走った。影響は物販にも如実に表れているという。
「いまも宝塚のオンラインショップや大手書店では入手が可能ですが、ファンの多くは観劇に訪れた宝塚大劇場や東京宝塚劇場での購入を楽しみにしておられます。そのせいか公演中止が決まってからは、販売部数の低迷が続いていて……」
被害者を死に追い込んだ苛烈なイジメには、宙組のトップスターら数名の関与が指摘されている。
「加害者たちの姿が写っているカレンダーは数種類。それらがネットオークションに出品されるケースが相次いでいるんです。問題が大きく報じられる以前の購入者が一連の騒動を嫌がって、赤字覚悟で手放しているようで。宝塚は来年、創立110周年を迎えますが、こんな事態は初めてです」
[2/2ページ]