本日「大岡越前」「必殺仕事人」が放送…時代劇俳優としての東山紀之 松方弘樹は「ヒガシはいいよ。足のさばきが」

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 ペリー荻野が出会った時代劇の100人。第23回は芸能界からの引退を宣言した東山紀之(57)だ。

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 年内をもって芸能活界からの引退を発表している東山紀之の、最後のドラマ出演作2本が29日に続けて放送される。

 19時30分からはNHK BS・BSP4K「大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲」、21時からはテレビ朝日系(朝日放送テレビ制作)「スペシャルドラマ 必殺仕事人」。どちらも東山が10年以上、主演を続けてきた時代劇シリーズである。

 2013年に「大岡越前」の第1シリーズがスタートしたときは、とても驚いた。なにしろこのドラマは、TBSで29年間親しまれた加藤剛(1938~2018)の主演シリーズの設定がそのまま生かされていたのだ。

 第1話の冒頭、伊勢山田奉行の大岡忠相(東山)は、隣国の紀伊藩藩主・徳川吉宗(平岳大=49)が徳川御三家の威光をいいことに殺生禁断の海で漁をして騒いでいることを知り、捕らえて白洲で「大たわけが!!」と叱り飛ばす。4年後、8代将軍となった吉宗に江戸へ呼び出された忠相は、「あの時の腹いせか」と切腹も覚悟するが、吉宗は忠相を町奉行に任命。ここに名奉行・大岡越前が誕生する。

 実はこのエピソードも、加藤版の第1話でおなじみのストーリー。親友の蘭方医・榊原伊織(勝村政信=60)や老同心・村上源次郎(高橋長英=81)、忠相の両親(津川雅彦=1940~2018、松原智恵子=78)が忠相を支えるホームドラマの味わいも受け継がれ、さらには番組名物、「♪る~るるる~」というオープニングテーマ曲(『ルパン三世』などでおなじみの山下毅雄の作曲&口笛)も由紀さおりのスキャットバージョンになって蘇ったのだった。

 新作では評判のいい町医者夫婦が殺された事件から二十数年前の赤穂事件の亡霊が越前に襲い掛かる。かなりの難事件になりそうだ。

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