芸能界から完全引退したペ・ヨンジュンの近況 金融資産は100億円、報じられた”常夏の滞在先”とは

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 前編【「冬のソナタ」から20年…48歳「チェ・ジウ」の今 7年ぶりに映画復帰で意外な反応】からのつづき──。韓国ドラマ「冬のソナタ」がNHK衛星第2テレビジョン(BS2)で初めて放送されたのは2003年4月3日。つまり今年は「冬ソナ20周年」だったのだ。(前後編の後編)

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「冬ソナ現象」と呼ばれたブームから20年が経過したことになる。ペ・ヨンジュンは1972年8月生まれなので51歳、チェ・ジウは1975年6月生まれなので48歳になった。

 前編ではチェ・ジウが女優として本格復帰したことを紹介したが、この稿ではペ・ヨンジュンの近況をお伝えしたい。

 だがその前に、日本では「冬ソナ20周年」を記念した様々なイベントが行われたが、意外なことに韓国では全く盛り上がらなかったことに触れておこう。韓国のエンターテインメント業界に詳しい関係者は「10月に韓国を訪れ、ロケ地を回ってみました」と言う。

「ブームの時は“聖地”として観光振興に多大な貢献を果たしました。今でも展示館や記念の銅像などが残されていますが、20周年で賑わっている様子はありませんでした。ペ・ヨンジュンさんが演じた“チュンサン”の実家として登場した民家も、大規模な再開発で取り壊されていました。関連イベントもなかったので、肩すかしというか、寂しい気持ちになりましたね。日本人は昔の人気ドラマを懐かしいと盛り上がることが珍しくありませんが、韓国人は『次はどんなドラマや映画が面白いのだろう』と常に“未来志向”ということが大きかったのだと思います」

VIPルームで名物会長と同席

 関連イベントさえ実施されなかったのだから、ペ・ヨンジュンが20周年を記念してメディアの取材に応じたり、コメントを発表したりすることもなかったという。

「ペ・ヨンジュンさんは2000年代の中盤までは、韓国だけでなくアジアのトップスターとしてテレビドラマや映画に精力的に出演し、その人気を高い視聴率や興行収入で証明していました。ところが彼は今、実質的に芸能界を引退しています。彼が最後に出演した作品は11年のドラマ『ドリームハイ』で、これはK-POPのアーティストが芸能高校の生徒役となり、スターになるまでの軌跡を描くという内容でした。ペ・ヨンジュンさんは理事長役で出演しましたが、それほど出番はありませんでした。しかも、NiziU(ニジュー)のプロデューサーとして知られるパク・ジニョンさんと彼の名前が、共同プロデューサーとしてクレジットされたのです」(同・関係者)

 この時点で、ペ・ヨンジュンは製作サイドという“裏方”のほうに軸足を置いていたことが分かる。実際、彼は06年に芸能プロダクション「KEYEAST」を設立した。

「韓国の大手芸能事務所『SMエンタテインメント』は、毎年、東京ドームでライブを開いています。私が16年のライブを見に行くと、VIPルームに同社のイ・スマン会長が座っていたのですが、その隣に男性がいました。『誰だろう?』と思っていると、SUPER JUNIORのメンバーが『今日はヨンさまも来ています!』と紹介し、イ会長の横の男性が手を振ったのです。『あ、あの男性はペ・ヨンジュンだったんだ!』と驚きました」(同・関係者)

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