「冬のソナタ」から20年…48歳「チェ・ジウ」の今 7年ぶりに映画復帰で意外な反応
韓国ドラマ「冬のソナタ」を、NHK衛星第2テレビジョン(BS2)が初めて放送したのは2003年4月3日。つまり今年は「冬ソナ20周年」だったのだ。これを「韓流20周年」と位置づけ、日本国内ではビジネスフォーラムや、コンサート、展示会、ドラマ上映会などが相次いで開催された。(前後編の前編)
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ご存知の方も多いだろうが、「冬のソナタ」は2002年、韓国の公共放送局KBSの第2テレビジョンで放送された。主演はペ・ヨンジュンとチェ・ジウで、全20話の連続ドラマ。運命に翻弄される恋愛を丁寧に描写した。
初恋に焦点を合わせたストーリーだけでなく、屋外撮影にこだわった映像美、主演2人の美しさなどが日本でも反響を呼び、BS2での放送後は「地上波でも放送してほしい」との要望がNHKに殺到した。
その結果、04年4月からNHK総合テレビで再放送され、8月21日オンエアの最終話「冬の終わり」の視聴率は20・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)を記録した。
「冬ソナ現象」と呼ばれたブームは記憶に新しいが、あれから20年が経過したことになる。ペ・ヨンジュンは1972年8月生まれなので51歳、チェ・ジウは1975年6月生まれなので48歳になった。
2人は今、どんな生活を送っているのか。韓国のエンターテインメント業界に詳しい関係者は「実は好対照という表現がぴったりの20年でした」と明かす。そこで、この記事では、チェ・ジウの“冬ソナ後”を紹介したい。
韓国メディアも絶賛
「チェ・ジウさんは2018年に一般男性と結婚し、翌19年の末に妊娠を発表しました。芸能活動を控えていましたが、20年2月に放送されたドラマ『愛の不時着』の第13話に本人役で出演したり、ファッションメーカーとのタイアップやInstagramの投稿がネットニュースで取り上げられるなど、一定の存在感を示していました。そして子育てが一段落ついたのでしょう、今年11月に韓国で公開されたホラー映画『ニューノーマル』の主演を務め、7年ぶりにスクリーンに復帰したのです」(同・関係者)
チョン・ボムシク監督が「この映画の主演はチェ・ジウではないと駄目だ」と熱烈なラブコールを送り、撮影がスタートしたという。
「彼女は映画の宣伝のためバラエティ番組に出演しました。韓国で人気のトーク番組『知ってるお兄さん』にゲスト出演した際は、子育ての苦労話を披露して話題になりました。芸能メディアの露出も順調に増えており、彼女を“女神”や、日本語の『姫』をそのまま使って“ジウ姫”と形容するなど、最大限の賛辞が送られています」(同・関係者)
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