藤井貴彦アナ卒業で「news every.」の今後 鈴江アナとダブルメインキャスター「モリスケ」の立ち位置

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 フリーアナウンサーの有働由美子アナ(54)が日本テレビの夜の報道番組「news zero」のメインキャスターを来年3月いっぱいで卒業、その後任には同局の藤井貴彦アナ(52)が収まる。そして、藤井アナがいなくなる夕方の報道番組「news every.」のメインキャスターは、同局の森圭介アナ(45)と鈴江奈々アナ(43)が務めることになった。同時間帯トップの視聴率を誇る「every」の今後を占う。

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 民放の平日夕方は、ニュース番組が熾烈な戦いを続けている。

●日本テレビ「news every.」15:50~19:00
 藤井アナ、陣内貴美子(59)
●テレビ朝日「スーパーJチャンネル」16:48~19:00
 小松靖アナ(49)、松尾由美子アナ(44)
●TBS「Nスタ」15:49~19:00
 井上貴博アナ(39)、日比麻音子(30)、ホラン千秋(35)
●フジテレビ「Live News イット!」15:45~19:00
 榎並大二郎(38)、宮司愛海(32)

 キャスターは落ち着いた年代が多い。中でも唯一の50代コンビが「every」だった。日テレ関係者は言う。

「それでも高視聴率だったのは、番組がスタートした2010年からメインを務める藤井アナのアナウンス力でしょう。特にコロナ禍では視聴者に寄り添った発言がたびたび話題になり、同時間帯で不動の視聴率1位になりました。一昨年と今年はオリコンの『好きな男性アナウンサーランキング』で1位にもなりました。今回、『news zero』への異動が決まったのは、そうしたアナウンス力と人気があるからでしょう。『zero』にはいいスポンサーが付いており、それを維持するには彼しかいないという判断だったと思います」

 気がかりは藤井アナの抜けた「every」の視聴率だろう。

スーパーサブ“モリスケ”

「今年の年間視聴率は、全日帯(6:00~24:00)の1位はテレ朝に奪われることになりそうです。日テレにとって平日の3時間、週15時間を占める『every』は最重要番組のひとつですから、視聴率を下げるわけにはいきません」

 そのためにも、後継者が問題となる。失礼ながら、森アナはあまり知名度がないような……。

「通称“モリスケ”。アナウンス部にもう1人、森(富美)アナがいるためですが、『スッキリ』でメインの加藤浩次をサポートするサブMCや、『ZIP!』で解説キャスターを務めるなど、スーパーサブとして活躍してきました。長年担当しているのは正月の『箱根駅伝』の実況で、来年で20年目になります。『スッキリ』でも何度か号泣する姿を見せていましたが、涙もろくおっちょこちょいなイジられキャラで、彼を悪くいう人はいません。意外なところでは、エアギターの国内最終予選の取材に行って参加したら優勝してしまい、ジャパンファイナルの決勝に出場したという経歴もあります」

 森アナ自身、Twitter(現・X)でこう呟いたことがある。

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