「90畳の書庫」にあふれる資料の山 「週刊新潮」名物コラムの筆者、片山杜秀教授のすごい知識量
90畳の書庫
本に囲まれて暮らしたい。書庫が欲しい。本好きならば一度は思ったことがあるだろう。
しかし、この写真を見てうらやましいと思うか、それとも恐ろしいと感じるか、反応は分かれるところかもしれない。
慶應大学教授(政治思想史)で音楽評論家でもある片山杜秀さんの書庫はご覧のような迫力ある状態になっている。
「本が増えすぎて、広い家を探していたところ、作業場付の工務店の中古物件を紹介されましてね。即決でした」
本人も蔵書数を正確には把握しておらず、数万とも数十万ともみられる本、そしてCDが、かつて木工作業場だった90畳の空間を埋め尽くす。...