「789万円の飲み代不正請求」NHK「社会部長」経験者3人処分で現場からあがる「なんであいつは?」の声
社会部出身が3人も
しかし不正の場が社会部である以上、さすがに今回の件では社会部側の言い分には無理があるようにも見えるが……。
「NHKの前田晃伸前会長時代は社会部が割と優遇されている面もありました。前会長は当時の状況について“政治部が幅を利かしている”と判断し、刷新とか改革を標榜していましたね。まぁ理事に社会部出身者が3人もいて、それはそれで違和感がつきまとっていましたが(笑)」(同)
現在は政治部出身が2人(井上樹彦副会長と小池専務理事)、社会部は1人だ。
「今回の処分に不満を持っている社会部系の人たちは、前会長の体制だったらここまでバランスを欠いた処分にはならなかっただろうと考えているようですね。また、報道局長と処分された社会部長経験者のうちの1人は局内でも犬猿の仲で知られており、そういう点も内部対立をあおる要因になっているのかもしれません」(同)
社会部長経験者3人は現在の職も解かれているが、これでキャリアが終わり、というわけではないようだ。かつてエビジョンイルと呼ばれるほどの権勢をふるっていた海老沢勝二元会長も一時左遷されていたが、奇跡のカムバックを遂げて会長にまで昇りつめている。
また現在の井上副会長も同様にカムバック組だ。元社会部長3人らもまたNHK内の「政権交代」次第によっては上昇気流に乗るかもしれないということか。