「長生きするのがエライとは思わない」と横尾忠則が考える理由 「世の中の評価より、自分自身に貢献できているか」
テレビではしょっ中、認知症や不眠症の予防のために一日一万歩を提唱する番組が放送されています。僕はコロナ以前からですが、あまり歩かなくなりました。自宅からアトリエまでは自転車通勤なので、ほとんど歩きません。もともと運動のための運動は好きではないので、歩くことも運動だと思うと余計に歩きたくなくなるのです。そう考えると僕ほどの肉体に対する怠け者はあまりいないんじゃないかなと思います。
ですが、覚悟を決めて今日からアトリエまで歩くことにしました。僕は運動はしないけれど昔から歩くのは速い方で、いつもスタスタ歩くのが自慢でもありましたが、いつ頃からか、多分80歳になった頃からかな、歩くのが大変億劫になってしまいました。...