「心と体にギャップが」 氷川きよしが活動休止直前に見せた美しき素顔

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心と体が思うようにならない

 音楽評論家の解説。

「演歌の貴公子としてのデビューから22年。活動休止の理由は、一部で“事務所との確執”と報じられました。それを本人は“なかなか心と体が思うようにならなくて”と、やんわり否定しましたね」

 確かにこの数年は美しさに磨きをかけるアイメイクなどの化粧はもとより、スカートや網タイツ姿で登場するステージも珍しくない。

「ウエディングドレス風の衣装にはド胆を抜かれましたが、いまやはっきりとジェンダーを超えた自己表現を打ち出しているように見えます。あるいは長期休養の理由とした、自身の精神と肉体とのギャップを埋めようとしていたのかも」

 彼の「精神と肉体のギャップ」はある時期まではタブー視されていたかもしれないが、今や隠すべきものとはなっておらず、公演の反響を見る限り、ファンもポジティブに受けているようだ。

 しかし、そのようになるまでの苦悩は並々ならぬものであった。かつては「男らしさ」を強要されることに苦悩し、自殺を考えたこともあったのだという。

 本人がその気持ちを赤裸々に明かした貴重な独占告白は後編「男らしさ強いられ自殺を考えた時期も」 氷川きよしが明かした生きづらい胸の内」で。

後編【「男らしさ強いられ自殺も考えた時期も」 氷川きよしが明かした生きづらい胸の内】へつづく

デイリー新潮編集部

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