無派閥男・石破茂が語るパーティー券裏金問題 総裁を目指す可能性は?

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 音を立てて崩れていく自民党政権。記録的な支持率低下に息も絶え絶えの党にあって、ぱっと存在感を示す男がいる。“首相になってほしい人”として常に世論調査でトップに輝く石破茂元幹事長(66)である。彼の目に、波乱はどう映っているのか。

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「リクルート事件で政治不信が吹き荒れた1988年、私たち当時の1回生議員10人が中心となって〈ユートピア政治研究会〉を結成しました」

 石破氏はそう往時を回顧して、ため息をつく。

「研究会では、中選挙区制から小選挙区制への変更、資産やパーティー収支の公開を柱とする改革の提言を取りまとめた。...

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