「THE W」でテレビ業界が注目した無名のコンビ 「ルックスと毒舌のギャップがポイント。お試し出演増は確実」
12月9日、女性芸人限定の賞レース番組「女芸人No.1決定戦 THE W 2023」の決勝戦が日本テレビ系列で放送され、熊元プロレス(33)と稲田美紀(34)のコンビ「紅しょうが」がNo.1の座に輝いた。
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4年連続5回目の決勝進出で掴んだ栄冠。お笑い芸人、放送作家などのスタッフ、そしてネット上でも「順当な結果」という評価が相次いだ。ところが、今回の「THE W」ではもう1組、テレビ局のスタッフが注目したコンビがいたという。
まずは紅しょうがから取り上げよう。バラエティ番組のスタッフは「改めて実力を証明し、優勝は大きな話題を呼びました」と言う。
「優勝の副賞として日テレの人気番組に出演できる権利を手にしましたが、すでに彼女たちは関西や東海地区でテレビやラジオのレギュラー番組を持っています。テレビ関係者は彼女たちのことを新人だとは思っていません。実力も人気もあるお笑いコンビとして、バラエティ番組で活躍してほしいと考えています」
今年の「THE W」では、ゆりやんレトリィバァ(33)、やす子(25)といったピン芸人をはじめ、4人組で活動を始めた「ぼる塾」(きりやはるか[28]、あんり[29]、田辺智加[40]、酒寄希望[35])など、すでにバラエティ番組で人気者の女性芸人もチャレンジしたが惜しくも敗退した。
実は「高学歴コンビ」
「そんな中、まさしく“金の卵”として注目されているのが、とんず(25)と一色といろ(26)のコンビ『はるかぜに告ぐ』です。まだ芸歴1年目という文字通りの新人ですが、審査員を務めた川島明さん(44)や友近さん(50)が、ネタの面白さに驚くほどでした。注目のポイントは、清潔感があるルックスと毒舌のギャップです。お笑い界における“ニューヒロイン”の資質は充分で、バラエティ番組で注目されるのも時間の問題でしょう」(同・スタッフ)
とんずは医療系の大学を、一色といろは国立大学を卒業という“高学歴コンビ”の側面も持つ。「THE W」の決勝ではビッグモーターをイジるネタを披露して話題を呼んだ。
お笑い芸人の賞レースで、芸歴1年目の新人が決勝戦に出場することはそれほどあるわけではない。過去には「キングオブコント2017」(TBS)で、コンビ結成5カ月の「にゃんこスター」(スーパー3助[40]、アンゴラ村長[29])が準優勝を果たして注目を集めた。
賞レース以外では、「オリエンタルラジオ」(中田敦彦[41]、藤森慎吾[40])や「8・6秒バズーカー」(はまやねん[32]、タナカシングル[32])が人気者になったこともあった。
「そもそも1年目のコンビが、こうした番組に出るだけでも珍しいわけですが、さらに、はるかぜに告ぐはしゃべくり漫才のコンビです。いわゆる一発芸が注目されただけで消えていった芸人とは異なり、より高いハードルをクリアしたと言えるでしょう。業界で全く無名だったのが信じられないほど漫才の仕上がりは素晴らしく、ネタの目の付けどころ、ボケと突っ込みといった点には、非凡なセンスを感じました」(同・スタッフ)
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