いぶし銀のテクニック、関節技の鬼…木戸修さんが33年間胸にしまっていた“兄への思い”

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大向こう受けはしないけれど…

「プロレスラーと結婚しようと思っているのですが……」

 栄養学校の講師を5年務めていた後輩から、そう相談された先輩の女性は、

「……(プ、プロレスラー!?)」

 と心配になり、周りのプロレス好きに、その選手の評判を聞いて回ったという。答えは、皆、一様だった。

「プロレスラーの中でも、おそらく一番真面目な選手」

「勤勉」

「実直」

 木戸修と、夫人のエピソードである(1988年7月2日、結婚)。

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