「生徒さんを金儲けの手段と見なしている」 宝塚親会社トップの素顔を弁護士の兄が明かす

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「お酒を飲みながらクライマックスシリーズを観戦」

 遺族側は今月下旬にも、再び歌劇団側代理人との面談に臨む予定だというのだが、責任を免れないはずの「総帥」角会長は、いぜん音無しの構えである。

「Aさんが亡くなった9月30日、角会長は一報を聞きながらもゴルフに興じていたと報じられています。また翌日には、バウホールで催された『宝塚舞踊会』も鑑賞していました」

 とは、さる阪急関係者。

 10月7日には歌劇団が会見を開き、外部弁護士の調査チームを立ち上げると表明。その翌日から角会長は夫人とともに欧州へ。帰国後、24日には関西財界人との会合で、旅行の話を楽しげに披露していたことは「週刊新潮」12月14日号でも報じた通りだ。

「その間、10月19日には阪神ファンの知人らを誘い、夫人とともに甲子園球場でクライマックスシリーズの広島戦を観戦。アルコールも入って大いに盛り上がったと聞いています」(同)

夫人が語った「事件後の会長の振る舞い」

 角会長は現在、長期にわたって兵庫県内の自宅を留守にしている。代わりに夫人が言うには、

「報道陣に来られて近隣の迷惑になるので、夫は11月21日から、阪急が経営する梅田のホテルに泊まっています。だいぶ痩せてしまい、いま3~4時間しか眠れないと言っていました。かなり追い詰められている様子で、日曜日にも一人で会社に向かったと聞いたので、私も悪い予感がして『馬鹿なことは考えていないわよね』と質(ただ)したのです」

 事件後の会長の“振る舞い”に関しては、

「当日のゴルフは、役員のOB会で5年ぶりの開催でした。(Aさんの件は)お昼ごろに電話がかかってきたらしいですが、病院に搬送されたとかで詳しい状況が分からなかったと言っていました。遠方から来られた方や年配の方もおられ、『ここで中止します』というわけにはいかなかったそうです。阪神の試合は、会社が年間契約で借りている部屋で観戦しました。夫にとってはお世話になった方の接待ですからお酒も飲みましたが、この予定も随分前から決まっていたものです」

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