有働由美子アナ「news zero」降板の真相 所属事務所退所の可能性を指摘する声も
取材活動で社会に貢献したい?
フジテレビ「めざまし8」(平日午前8時)のコメンテーターを務める立岩陽一郎氏(56)はNHKで有働氏の同期。同局在職中の立岩氏は、印刷会社従業員の胆管がんが異様に多いことに気づき、各社内で発がん性物質が使われていることなどをスクープした。
現在は大阪芸術大学短期大学部でメディア学の教授を務める一方、取材・執筆も精力的に行っている。有働氏は立岩氏にも取材の手法などについて尋ねたことがあり、彼の現在を意識していないはずがない。
元NHKの政治記者で、与党の中枢に深く食い込んでいた岩田明子氏(53)は5期下。現在はフリーの政治ジャーナリストとして民放各局に出演している。情報がしっかりしている上、解説が分かりやすいと評判だ。同世代ということもあり、やはり有働氏は意識しているのではないか。
有働氏の今後を占うポイントは「小学生のころから記者志望で正義感が強い」(同・元同僚)ところ。取材活動で社会貢献がしたいのだろう。大阪屈指の進学校・府立北野高時代時代には弁護士になることも考えた。やはり正義感の強さがうかがえる。神戸女学院大学文学部総合文化学科へ進学後は、マスコミに進むため社会学を学んだ。
日テレが降ろした可能性はゼロ
日テレ側から降板させたという事実は100%ない。逆に「慰留を重ねた」(報道局員)。だから降板決定までに1年半もかかった。
なにしろ視聴率が抜群にいい。このため、「news zero」はCMカロリー(CMの単価)が極めて高い。同じ15秒のCMでも、スポンサーから得られる収入は番組によって全く違うのだ。「news zero」は“日本一儲かるニュース番組”と言っていい。
月曜から木曜日に限ると、午後11時以降の全局の全番組の中で視聴率がトップ。しかもスポンサーが歓迎するコア視聴率(13~19歳の個人視聴率)が高い。無敵状態のニュース番組であり、そのMCを局側から降ろすことなどあり得ない。ギャラが高かろうが、おつりがくる。
12月の視聴率をライバル番組のTBS「news23」(月~木曜午後11時)と比較してみたい。
4日(月)
news zero:個人全体3.8%・コア3.6%・世帯6.8%
news23:個人全体1.7%・コア1.1%・世帯3.1%
5日(火)
news zero:個人全体4.3%・コア3.1%・世帯7.7%
news23:個人全体1.7%・コア1.1%・世帯3.2%
6日(水)
news zero:個人全体3.2%・コア2.3%・世帯5.9%
news23:個人全体1.7%・コア1.1%・世帯3.0%
7日(木)
news zero:個人全体3.3%・コア2.5%・世帯6.1%
news23:個人全体1.9%・コア1.6%・世帯3.3%
「news zero」の圧勝である。有働氏のMC就任後、視聴率はかなり伸びた。
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