なぜ東京でだけ「内申書批判」が過熱するのか 専門家が明かす“3つの特別な事情”
近ごろ「内申書(調査書)」に関する報道が目立っているのをご存知だろうか。特に公立高校の入試で、評価基準の一つとして内申書が活用されていることに活発な議論が行われている。11月には東京都議会でも内申書の問題点を指摘する質問が行われた。XなどSNS上の声をチェックすると、多くの保護者や生徒が内申書に不安を抱いているように見える。
***
11月、都議会の文教委員会で「都立高校の入試で実技4科目(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の内申点が2倍になるという評価基準は大きな観点で検討が必要」との質問が行われ、都立学校教育部長が「今後、様々な関係者から意見を聞いていく」と答弁した。...