害獣「キョン」が千葉県で7万頭超え…「実際はもっと多い」、年間200頭捕獲の“名人”も困惑する繁殖力
特定外来生物のキョンが大量繁殖している。シカに似たそのかわいらしい見た目とは裏腹に、我が国では「根絶しなければならない種」とされているのだが、その数は減るどころか、千葉県だけで年間数千頭のペースで増加の一途を辿っているのだ。
千葉県自然保護課の話。
「県内の推定生息数は、2013年度時点で既に3万1800、それが2022年度には7万1500にまで増えてしまいました。数が増えるにつれて街中に現れる機会も増え、田畑や家庭菜園が荒らされてしまったり、時には自動車と衝突事故を起こしたり。...