新庄劇場シーズン3はマジでヤバい…強力補強、栗山英樹氏が加わるトロイカ体制のウラ事情
トロイカ体制も構築
「ゼネラルマネージャーだった稲葉篤紀氏(51)を現場(二軍監督)に戻すことが先に決まりました。その後任として、球団全体を統括できる適任者を探していたら、やはり栗山氏がベストだとなり、フロントトップに迎えました。栗山氏の復帰が先に決まったのではなく、稲葉氏の現場復帰が先です。清宮たちに続く若手を成長させるために、稲葉氏を起用したんです」(前出・地元メディア関係者)
栗山氏の肩書きは、プロフェッサー。野球界で“教授”とは聞き慣れないが、新庄監督と稲葉二軍監督は現役時代もともにした仲であり、これまでの「監督-GM」の間柄で気心も知れている。稲葉二軍監督は栗山氏が日本ハムを指揮していた時代も知っているが、新庄監督は「監督・栗山」を知らない。新庄監督を支えていくことで合致しているが、3者会談の“チェアマン”は稲葉二軍監督になりそうだ。
「GMとしての2年間もそうでしたが、稲葉氏はグラウンドにも下りてきて選手指導をしていました。清宮など左バッターの指導を任されていて、それに新庄監督は口出しはしませんでした」(前出・スポーツ紙記者)
今季、新庄監督は「オレはマックス3年かな」と、任期について口にしている。もちろん、3年目の来季に掛ける熱い思いも語っており、清宮たちの成長にはフロントも高く評価している。優勝争いに絡んでくれば、いや、最下位脱出に成功すれば慰留は必至だが、なんといっても新庄監督の考え方は独特だ。
「新庄監督の機動力を駆使した攻撃は、一定の評価を得ています。栗山氏は無死一塁でバントを使ったときと使わなかったときの得点効率を数値化するなどし、野球の勉強もしていました。走塁に関する新庄監督の作戦をテキスト化してくれそうですし、2人は気が合うと思います」(前出・関係者)
来季は、投手力と「新庄・稲葉・栗山」のトロイカ体制に注目だ。