「隠し球デッドボール」に「究極の挟殺プレー」 2023年パ・リーグで起きた“嘘のような珍プレー集” リプレー映像がないトラブルも発生
幸運を運んだ“珍死球”
岡田阪神が38年ぶりの日本一を達成した2023年のプロ野球。連日の手に汗握る熱戦とは別に、思わず「えっ、嘘~っ!」と言いたくなるような不思議な光景も少なからず見られた。押し迫る年の瀬を前に、スタンドやテレビ桟敷のファンが目を白黒させた珍場面3題をプレイバックしてみよう。【久保田龍雄/ライター】
まるで手品でも見ているような“隠し球デッドボール”の珍事が実現したのが、7月13日のソフトバンク対西武である。
2対2の同点で迎えた8回表、西武は先頭の4番・中村剛也が1ボールから津森宥紀の2球目、内角高めをえぐる147キロ直球を避けきれず、左腹部をかすめる死球になった。...