運をつかんでV9巨人に貢献した高田繁 プロ入り6年目で苦悩した理由とは?(小林信也)

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 高田繁が巨人に入ったのは〈V9〉4年目の1968年。1年目の6月末からレギュラーに定着し新人王。阪急との日本シリーズでは全6試合に「1番レフト」で出場。26打数10安打の活躍でMVPを獲得した。高田の登場で5番に座った柴田勲が王貞治と並ぶシリーズ3本塁打を打つなど、高田は巨人の骨格をも変えた。V9末期には「1番柴田、2番高田」が多かった。

「僕は2番が好きだった。制約がある中でいろいろ対応するのが面白かった」と高田自身が振り返る。

 V9巨人の一翼を担った高田だが、巨人入りは予想外の出来事だった。...

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