みやぞん 独立で際立つ人物像 「引き留めても無駄なことは誰もがわかっている」

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 12月5日、お笑いコンビ・ANZEN漫才のボケ担当、ふっくらしたリーゼントに満面の笑顔がトレードマークのみやぞん(38)が、大晦日をもって所属事務所から独立することを発表した。相方のあらぽん(38)は事務所に残るため、コンビは来年3月末で解散するという。そこまでして、みやぞんが独立するワケとは?

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 所属事務所の浅井企画は、公式ホームページでこう説明した。

《この度、みやぞんは2023年12月31日をもちまして弊社を退所、ANZEN漫才は2024年3月31日をもちまして解散いたします。/これまでANZEN漫才を応援してくださったファンの皆様、そしてご支援いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げますとともに、突然のご報告となりましたことをお詫び申し上げます。/みやぞん本人より「会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい」との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました》

 一方、みやぞんは自身のXにこう綴った。

《浅井企画の皆さんへは感謝の気持ちでいっぱいです!/幼馴染みのあらぽんとはこれからも親友です!/ファンの皆さん、これからもあらぽんと僕を応援よろしくお願いいたします!》

 業界ではどう思われているのだろうか。民放プロデューサーに聞いた。

恩知らず?

「みやぞんのXの文章といい、見ようによっては恩知らずとか薄情といった声が飛んできてもおかしくありません。なにしろ浅井企画は、萩本欽一さん(82)のコント55号以来、“人情味溢れる優しい事務所”として知られ、芸人のギャラの取り分は7割ともいわれています。小堺一機(67)、関根勤(70)、車だん吉(80)、見栄晴(57)、キャイ~ン、ずん、どぶろっく……などなど、ほとんどのタレントが売れた後も浅井企画を辞めようとはしません。そんな中、2009年のコンビ結成以来、お世話になった事務所を辞め、保育園からの親友で相方のあらぽんを捨てるわけですからね」

 ところが、恩知らずといった声は上がっていないという。

「関わりのあるテレビマンは皆知っています。彼が“天才ゆえに天然”であることを」

 みやぞんが天然キャラであることはよく知られているが、天才なのだろうか。

「“お笑いにおける”という枕詞がつきますが、抜群の運動神経と音感、奔放な言動……、笑いの神が遣わした天才と言わざるを得ません。彼のエピソードは枚挙にいとまがありません」

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