専属通訳・一平さんの年収はいくらに? 1015億円で買いそうなものは? 大谷翔平の大型契約について専門家が分析

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他の日本人大富豪と比べてみると…

 SNS上でも大谷の契約金額で何が買えるかといった話題で持ち切りである。

 スポーツ紙の文化社会面を担当する記者によれば、

「直近で大阪万博の運営費が1千億円まで高騰する見込みであることが報じられましたが、“大谷一人で万博仕切れるやん”といった書き込みや、吉野家の1杯468円の牛丼並盛に換算すれば約2億食、1億2千万人いる日本国民全員におごってもお釣りがきて、大谷が毎日三食を口にしても20万年かかるなどの話題も出ています」

 富裕層にしか手を出せない高額な買い物といえば、昨今ブームの宇宙旅行。実業家の前澤友作氏(48)が参加したツアーは約100億円とされるため、体験できる人は限られる宇宙旅行が、大谷なら10回は可能だ。

 先の記者はこうも言う。

「今季、大谷の年俸は約43億円でしたが、米経済誌『フォーブス』が報じたところでは、スポンサーなどからの副収入はMLB最高額の約51億円を得ていました。このペースでドジャースとの契約期間中にもスポンサー収入を積み上げていけば、総資産は優に1600億円を超える可能性もあります」

 総資産1千億円を超える大富豪は「ビリオネア」と呼ばれる。日本では100人もいないとされる。「フォーブス」が5月に発表した「日本人長者番付」の1位は、衣料メーカー大手のユニクロを率いるファーストリテイリング会長兼社長・柳井正氏(74)で、総資産は4兆9700億円。3位には2兆9400億円の孫正義氏(66)といった財界人が上位を占める。

代理人にも50億円

 そうしたお歴々と比べれば、大谷が得られる総資産の額は40位台にランクする程度となるが、実は本人の懐に入る金額はさらに少なくなってしまう。

「まず日本における国税に相当する連邦個人所得税が37%、それに大谷が住むカリフォルニア州政府からも州税12.3%が課税されることになります」

 と解説するのは、日本人大リーガーにも愛読者が多い『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑』の執筆者で、スポーツライターの友成那智氏。

「平均的な州税は5~6%ですが、カリフォルニアは他より重いことで知られています。それに加えてMLBの選手は遠征で他州に足を運べば、そこからも州税を取られるなど計算がややこしい。大谷の場合は代理人のバレロ氏が処理してくれると思いますが、MLBの規定では彼のような代理人にも手数料として5%(※契約金額の総額では約50億円)を支払わないといけません」

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