「人としてどうなのか」立浪和義監督(54)の“忠臣切り”に波紋 ビシエド、高橋周の放出にとどまらない非情の“勝負手”の現実味
ビシエドより高橋周に可能性?
こう在京球団の編成担当は指摘した上で、もう1人のトレード要員に言及する。石川昂弥内野手育成の方針の下、立浪監督就任以降、出番が激減した高橋周平内野手のことだ。
「高橋も中田の加入に押し出される形で、ますます出番が少なくなるでしょう。契約が来季までの2年で、今季はトレードが成立しづらかったかもしれませんが、ビシエドよりは年俸が安く(推定6750万円)、本人も移籍希望を持っているようです。ドラフト1位入団なので球団は躊躇するところがあるとは思いますが、今の立浪監督なら遠慮することはないでしょう」
これまでも京田陽太(現DeNA)や阿部寿樹(現楽天)と、自身とソリが合わなかった選手を他球団に放出してきた。来季は契約最終年ということで、球団は可能な限り、立浪監督の希望をかなえていく構えだ。落合コーチという忠臣を切った今であれば、ビシエドや高橋周の放出にとどまらず、どこまでも非情に徹した勝負手を打ってくるかもしれない。
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