「千葉真一」相続手続きがついに完了 「大物ハリウッド俳優」とのツーショットに映画の構想を書き綴った「黒革の手帳」まで… 遺品から見えてきた「アクション俳優」の軌跡とは

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「映像は力なり」

 写真のなかには映画「シャイニング」などの作品で知られる米俳優ジャック・ニコルソン(86)とロサンゼルスのゴルフ場で撮ったツーショットもあったという。また「モンゴル帝国」初代皇帝チンギス・ハーンの父の物語を描いた、千葉の手による脚本も残されていた。

 さらに千葉が映画の構想やシナリオを書き綴った黒革の手帳には、宮本武蔵の『五輪書』をテーマにした企画案なども記され、そこには〈知識は力なり〉〈映像は力なり〉との千葉の信念が力強く書き込まれていた。

「コロナで体調を崩す直前まで、千葉さんは新しい映画の構想に考えをめぐらし、スポンサー探しなどにも奔走していました。遺品を眺めていると、千葉さんの“映画に生きた”人生がまざまざと浮かび上がってくるようです」(同)

 今後は樹里がこれら遺品を管理していくことになるが、いずれもファンなら高額な値を付けてでも手に入れたい貴重な品ばかりという。「志なかばで倒れた」(映画関係者)と捉える向きもあるが、千葉の遺志は子供たちにしっかりと受け継がれている。

デイリー新潮編集部

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