「THE W」 ようやく優勝した紅しょうがより株を上げた人が2人いる

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生放送直前の局入り

「第3回から司会を務めている後藤輝基(フットボールアワー)の体調不良により、急遽代役を務めることになった山里亮太(南海キャンディーズ)です。二人とも主催社のひとつ吉本興業の所属ですから、代役はすんなり決まったようです。それにしても、この日の山里は忙しかった。当日は朝から大阪のレギュラー番組『土曜はナニする!?』(関西テレビ)の生放送(8時30分~9時55分)がありました」

 番組終了直後の10時5分、彼は自身のXに《さて、ここからかなり色々です!》と投稿した。「THE W」は19時からの生放送だ。

「東京に飛んで戻って、まず向かったのはNHKでした。収録があったようです」

 18時9分、Xにはこうある。

《ただいま向かわせていただいております!/とんでもない代打、素晴らしい大会になるよう、微力ながらお手伝いさせていただきます!》

「彼が日テレに到着したのは放送が始まる直前だったと聞いています」

 オープニングで一緒に司会を務めた水卜麻美アナとスタジオの階段を降りてきた山里は、笑顔でいっぱいだった。

山里:さあ、始まりました「女芸人No.1決定戦 THE W」、司会は後藤さんに代わりまして本日務めさせていただきます、南海キャンディーズ山里亮太でございます。後藤さーん、代役頑張ります。

水卜:そして日本テレビアナウンサーの水卜麻美です。よろしくお願いいたします。あのー、本来MCを務められます後藤さんが体調不良で、本日、お休みをされるということになりました。ただ、体調回復に向かっているということでご安心ください。

山里:そうそうそう、安心してください。回復の証拠として後藤さんからLINEをいただきまして、「あんまり頑張るな」というLINEを……。今年だけは私がお邪魔させていただけるということで、直前の説明の時の「ええ~っ!?」という声、忘れませんよ。

 いつもの自虐ぶりすら爽やかだった。

「番組終了の直前、優勝した紅しょうがが『今日はクリスマスや!』と喜んだ際も、山里は『あわてんぼうなサンタクロースさんがいたもんだ』と見事に締めくくり、番組の危機を救いました。この働きで、低視聴率による番組打ち切りやリニューアルの噂が絶えない『DayDay.』のMCから山里が外されることはなくなったと思います」

 真の優勝者は山里だったということか。

「もちろん、それを支えた功労者もいました。水卜アナです。彼女のすごさは山里の緊急代打を感じさせないフォローっぷりです。今年は最終決戦で音声トラブルが発生し、視聴者による国民投票が中止になるというハプニングがありましたが、そうした放送上の大事なところは彼女が引き受け、山里には心配させることなく遊ばせました。もともと『スッキリ』の頃から息が合っていたとはいえ、彼女のフォローがあって山里が活きたと思います。山里のMC力、水卜アナのアナウンサー力が再認識された『THE W』でした」

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