「みっちり3時間しぼられた」 パー券裏金問題で特捜部の聴取を受けた現役秘書が証言した取り調べの様子
ホテルニューオータニの一室で
政権幹部などが受け取った裏金の額と人事情報が連日のように新聞紙面をにぎわせ、底なし沼の様相を呈する「自民党派閥パーティー裏金疑惑」。東京地検特捜部の捜査が大規模なものとなってきているなか、“鬼の特捜”に事情聴取を受けた安倍派所属議員の現役秘書が、「週刊新潮」の取材に検事との生々しいやり取りを証言した。
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12月上旬のある日の午後、東京・千代田区にあるホテルニューオータニの一室には重苦しい空気が漂っていた。その密室で、自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)に所属する国会議員のベテラン男性秘書と対峙していたのは、しわ一つないスーツに身を包んだ検事と事務官だった。...