「まるで迷路」「準備中の店ばかり」 麻布台ヒルズ「行ってガッカリ」の裏事情
格差社会を象徴する光景
経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう話す。
「新しいヒルズの開業で森ビルは一人勝ちで潤うけど、周辺の既存オフィスやテナント物件は需要を吸い上げられガラガラになっていくでしょう。森ビルは“麻布台ヒルズで東京を世界標準に”と高慢な理念を掲げているそうですが、つまりは富裕層からどうお金を引き出すかということ。18カ月連続で実質賃金が下がり続けている今の日本は、全世帯の3%弱の富裕層とそうでない層に二極化しつつありますが、それを象徴する光景となっています」
残酷な現実の写し鏡と化した新名所に、あなたは足を運んでみたいだろうか。
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