岸田首相は旧統一教会系団体幹部との面会報道に「記憶にない」の一点張り 「解散請求への腹いせ」「菅さんはすべて知っているはず」

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教団による“腹いせ”

 それにしても、政権にとっては甚だ不都合な事実が明るみに出されたわけだが、いわゆる“リーク元”はどこなのだろうか。その点、朝日の報道では当初「関係者提供」とされていた面会写真が、後日には「ギングリッチ氏提供」という文言になっているところから、有田氏はこう読み解く。

「言わずもがな、ギングリッチ氏も統一教会とは関係の深い人物です。何より、この面談に同席した米側の仲介人は、UPFインターナショナル会長で、米統一教会の会長も務めたことのある人物ですからね。つまりは、解散命令請求を出してきた岸田さんへの、教団による“腹いせ”といったところでしょう」

 支持率を浮揚させる起死回生の一手のはずだったのに、その解散命令請求によってこんな仕打ちを受けるとは、笑えない冗談としか言いようがない。

「面会報道が出ても、すぐに『あのときは知りませんでした』『こんなことがあったなんて。けしからん!』くらいのことを言っていれば、ここまでの問題にはならなかったような気がします。2019年当時にUPFの正体を知っていた人なんて、さすがにほとんどいないはずですから。小泉元総理だったら、『そんな組織が一緒にいたんですか!許せない!』なんてばっさりいくことができたのでしょうね。岸田さんには、そういう潔さがないどころか、国民が岸田さんの言葉を信用しなくなってきた節さえあります。周りに良いアドバイスができる人もいないようですね。今回の件で、支持率のさらなる低下は免れないでしょう」

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