安倍派座長の驚きの「公開自白」で特捜部はビックリしつつも捜査を一気に進めることに

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過去10年で一番の失言

「ただでさえ言葉が命とされる政治家が発言を撤回するというのは、好ましくない事態です。会長が決められないからとはいえ、塩谷氏は安倍派のトップ。その立場の発言としては軽すぎて、過去10年で一番の失言などと指摘されていますね」(前出・政治部デスク)

 その後、前出・松野氏、西村氏、高木氏、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の安倍派5人衆に加え、塩谷氏らにも裏金が渡った可能性があることがすでに報じられている。13日の臨時国会の会期末後に予想される議員本人への聴取に向けて、その準備に余念がないとされるが……。

「他の議員がどのような発言をするのか、その齟齬があれば当然突かれることになります。現時点ではすり合わせが尽くせないのを見越して、議員本人は“あずかり知らないものだった”という回答をするのではと見られています。ただ、知らなかったからと言って違法行為が許されるはずはないのですが」(同)

 とても正直な塩谷氏の公開自白は犯罪事実を認めたものとして評価されるべきものだが、永田町内でこれを評価する声は全く聞こえてこない。これもまた永田町の常識は世間の非常識ということなのだろう。

デイリー新潮編集部

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