「そこじゃないよ岸田」 派閥トップを退任してもまったく支持されない政権の命運
特捜部の捜査への危機感
岸田文雄首相は12月7日、自身が岸田派を離脱して派閥会長を退くことを表明。永田町内のみならず「そこじゃないよ」「遅きに失した」との受け止めが強く、「今さら感」が漂う。増税メガネという不名誉なニックネームに続くのは「そこじゃないよ岸田」あたりか……。その後、安倍派「5人衆」らの裏金疑惑が報じられ、内閣改造や党幹部人事の断行は必至の情勢だ。この政権に明日はあるのかという声も改めて聞こえてきた中で、永田町内の動向をレポートする。
岸田首相は東京地検特捜部が捜査を進める派閥のパーティー問題に言及し、「党内には無派閥の人間も大勢いるので、総理総裁の任にあるうちは派閥を離れるというのが適切な対応であると考えた。...