作家・相川英輔が「意図的にぼんやり読書する」理由 電子書籍リーダーのおかげで入浴中が一日でもっとも幸せな時間に
不足する読書の時間を補ってくれる相棒
『黄金蝶を追って』、『ハンナのいない10月は』、『雲を離れた月』など、SF・ファンタジーのジャンルで話題を集める作家の相川英輔さん。兼業作家として忙しい日々を送る彼が、人生の豊かさとインプットの両立を目指し、お風呂時間の相棒に選んだのは……。
***
わたしは兼業作家で、日中はいわゆる勤め人として働いているので、執筆に充てられる時間は限られている。だが、それ以上に不足しているのは読書の時間だ。創作のヒントとなりそうな資料やノンフィクションを読む必要があるし、純粋に本好きとして読みたい小説も山ほどある。...