「自称・安田財閥の末裔で金銭トラブルまみれ」 久保建英が所属するソシエダ、新スポンサーの“裏の顔”とは
数々の金銭トラブル
実際、2年ほど前に安田氏の下で働いた男性は、次のように金銭被害を訴える。
「A社で3カ月勤務する契約を結んだのですが、1.5カ月分の報酬にあたる委託料約100万円が支払われていません。A社を提訴し、勝訴してもなお支払われず、安田氏個人にも訴訟を起こし、今年8月に勝訴しました。口座差し押さえの手続きをしているのですが、口座は空っぽでした」
裁判沙汰は他にも。
「昨年5月、B社主催のフラダンスイベントが開催されましたが、イベントに3千万円ほど出資した男性がB社を提訴しています。約束していた支払いがないそうです」(前出・関係者)
彼らが安田氏を信じたのも無理からぬワケがあった。
「彼は港区の高級マンションに住み、高級車ベントレーに乗っている。しかも自己紹介する際、安田財閥の創始者・安田善次郎の末裔(まつえい)だと名乗る。出資した男性はわざわざ家系図まで見せられたといいます」(同)
義理の父はパソナ総帥
だが口座が空っぽで、未払い案件まで抱える安田氏。ソシエダとの契約金はどうやって捻出したのだろう。
「彼は今年3月、かのパソナグループの創業者・南部靖之氏の次女と結婚しています。だから契約金は南部氏が出してあげたのではといううわさもあるくらい」
だったら未払い金を清算するのが先だろうが、一方でヤスダグループは「興行試合」を開催するため出資金を募ってもいるという。
「『レアルソシエダ・ジャパンツアー2024』と題した興行試合を来夏に開催予定で、事業計画書を各所で配って出資者を募集しています。計画書によると、7千万円から3億円の出資金を募り、チケットの売り上げに応じて収益分配するという触れ込みです」
そこで、ヤスダグループに諸般問い合わせると、
「(委託社員への未払いについては)労働基準監督署と協議の上、手続きを進めております。(フラダンスイベントに関する支払いやソシエダの契約については)守秘義務があり、ご回答できません。(義父にあたる南部氏が資金提供をしたといううわさは)事実ではございません」
家系については「閨閥学ドットコム」なるサイトの安田家の項を参照せよとの回答だったが、そこに慶祐氏に関する記載はなかった。
11月8日、20季ぶりにチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出を決めたソシエダ。久保の健闘は立派だけれど、胸元を飾る企業のトップは、どうやら胸を張れるような経営者ではなさそうだ。