大谷翔平争奪戦 契約のカギを握るのは「あと何年、二刀流でいけるのか」問題

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ドジャース監督の発言はどうなる

 ウインターミーティング2日目には「ハプニング」が起きてしまった。監督会見が行われたのだが、“本命・ドジャース”のデーブ・ロバーツ監督(51)が「来季の補強ポイントは?」と質問され、

「ショウヘイをどう使うかということだ」

 と答えたのだ。

 FA選手との交渉内容を明かすような発言は、球団、代理人双方ともNGとされている。ロバーツ監督もそのことを知らないはずがない。しかし、監督は以下のように続けた。

「ショウヘイと会って、話もした。うまくいったと思う。時間にして2、3時間。手応えはあった。私は嘘をつくようなことはしたくない。嘘を答えるのは難しい。交渉の詳細は伏せるが」

 その約1時間後、会場ホテル内でドジャースのブランドン・ゴームズGM(39)が記者団につかまった。ムッとした表情を見せ、「(監督の発言に)驚いている。知らない」と返した。「交渉過程を明かすのはルール違反ではないか?」とも問われたが、「言いたくない」と吐き捨て、足早に消え去ってしまったという。

「ルール違反かどうかのジャッジは、後日、MLB機構が下すと思われます。前例がないのでどうなるのかよく分かりませんが、大谷と交渉していた他球団がクレームをつけるかもしれませんし、ドジャースとの契約を止めるようなペナルティが出るかもしれません。代理人のバレロ氏は他の球団とも交渉していたはずです。本当にドジャースと話がついているのなら、他の球団はバレロ氏の言動に不信感を抱くでしょう。少なくとも、バレロ氏は怒っていると思います」(前出・現地記者)

 ロバーツ監督は22年にシーズン111勝をマークした名将であり、米軍に所属していた父親の関係で沖縄県那覇市出身だ。母親は日本人で、これまで無言を貫いてきた大谷の気持ちも理解してきたはずである。本人は日本語を話せないが、日系人監督の失態が大谷の交渉を混乱させてしまったのは間違いない。

デイリー新潮編集部

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