カナダに”亡命”した周庭さん 中共の洗脳教育をくぐり抜けても、今後も微妙な状況が続く事情

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香港からの“脅迫”

 指揮を執るのは中国の国家安全部(国安)と公安部(公安)だが、福島氏は「20年前や10年前と今では、組織としての能力が全く違っています」と警鐘を鳴らす。

「以前は北京と上海の安全当局がバラバラに活動するなど無駄が多く、盗聴や尾行といった工作活動にも稚拙なところがありました。ところが、2012年から習近平政権がスタートすると、国安と公安の強化が行われたのです。独裁政権を支えるには不可欠な組織だからでしょう。北京と上海の統制も実現し、どんどんシステマティックな動きを見せるようになりました。今では在日華人などに対するトラップもお手の物で、ターゲットを追い込みスパイとして協力させるなど、手際の良さが目立ちます。周さんにとって危険な組織であることは言うまでもありません」

 テレ朝newsは4日、「『自由に生きたい』 “亡命宣言”の民主活動家・周庭さんが心境 香港警察『手遅れになる前にやめるように』」との記事を配信、こちらもYAHOO!ニュースのトピックスに転載された。

 記事によると、香港当局は周さんの“亡命声明”を強く非難。「一生、逃亡者の名前を背負うことを選ぶな」「手遅れになる前にやめるように」と脅迫と言ってもいい呼びかけを行ったという。

デイリー新潮編集部

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