オープンハウスに買収された不動産販売「三栄建築設計」社長が「暴力団組長案件で辞任」への反論

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 不動産販売「三栄建築設計」創業者の小池信三氏(55)は、暴力団組長への利益供与疑惑を受けて社長を退き、6割超の保有株も売却した。30年前、25歳で創業し、売上高1390億円を誇る東証プライム上場企業にまで育て上げた会社は、この11月、同業の「オープンハウスグループ」の完全子会社となった。

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 その引き金となったのは、今年5月、関東の指定暴力団系組織の組長が暴力行為等処罰法違反の疑いで警視庁に逮捕されたという事件だった。三栄建築設計発注の解体工事に絡み、組長が埼玉県内の自宅で「早く終わらせねえと、庭に穴掘って埋めるぞ」などと工事関係者を脅迫したとされる。

 その捜査の過程で、小池元社長が工事代金の水増し分189万円の小切手を組長に渡していた疑いが浮上。警視庁が会社法違反(特別背任)容疑で家宅捜索に乗り出した結果、小池元社長は昨年11月、辞任に追い込まれていた。

 以下は、小池元社長の赤裸々な告白録である。

「結局、会社法違反は不起訴だったものの、今年6月、暴力団に利益供与を図ったとして、都の公安委員会から暴排条例に基づく勧告を受けました。そのため、保有する6割超の三栄建築設計の株も、“オープンハウスグループ”に売却するしかなくなった。事の始まりは2000年前後、夫人名義で自宅を新築する工事を4500万円で請け負ったことでした」

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