佳子さまの別居問題で批判の矛先をそらす露骨な“地ならし”が 秋篠宮さまお誕生日会見の舞台裏

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秋篠宮さまのお誕生日会見の舞台裏と、小室佳代さんの“意外”な近況(前編)

 11月30日に58歳となられた秋篠宮さまは、これに先立ち恒例の記者会見に臨まれた。席上、昨秋に終了した宮邸の改修工事に言及、宮内庁が「虚偽で隠蔽(いんぺい)」していた佳子さまの“別居”についてもあらためて説明された。後編では、小室圭さん・眞子さん夫妻の引っ越し騒動で話題となった小室佳代さんの近況に触れているが、前編では会見の舞台裏をお伝えする。

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 従来、天皇陛下や皇族方のお誕生日会見では「一年を振り返って」「ご家族のお過ごしよう」といったことを伺うのが定番であった。宮内庁の記者会が事前に質問を提出し、これをもとに当日、御自らお答えになるという形式で、

「平成時代の秋篠宮さまは紀子さまとご一緒に会見をなさっており、令和に入って皇嗣となられて以降は、お一人で臨まれています。ですが、ここ数年は小室圭さんと眞子さんの結婚問題が長引いたこともあり、おめでたいはずの場におよそふさわしくない内容の質問をお受けになってきたのです」(宮内庁担当記者)

 例えば、入籍した小室夫妻が直前に渡米した一昨年の会見では「皇室の儀式を行わなかった異例の結婚は今後、皇室にどう影響するか」、また昨年も「現在も続くバッシングへの対応について」といった問いに、それぞれお答えになっている。

「今回の会見はお誕生日の3日前、11月27日朝から赤坂東邸で開かれました。そこでわれわれは、小室さんの件と同じく皇嗣家でくすぶり続けている『宮邸改修問題』について大きく取り上げ、あらためて秋篠宮さまのお考えを問うたのです」(同)

「今回あえて質問に盛り込んだ」

 実際のやり取りを紹介する前に、一連の経緯を振り返っておこう。

「2019年2月、ご一家の仮住まいである『御仮寓所(ごかぐうしょ)』(現在は「分室」)が工費約9億8千万円で完成し、20年3月から宮邸改修が始まりました。昨年9月の終了時、宮内庁は総工費を約34億円としていたのですが、その後も関連工事で費用がかさみ、合計して50億円を下らないとされます。あわせて『改修後はご一家で引っ越される』との説明に反し、佳子さまが分室にとどまられていることが判明しました」(同)

 が、皇嗣職は一切の説明を拒み続け、挙げ句、

「今年6月末に突如『経費節減のためだった』などと言い出したのです。さらに9月には紀子さまがお誕生日の文書回答でこの件に言及なさったものの、皇嗣職の説明の域を出ませんでした。国民の理解など到底得られるはずもなく、こうなったら秋篠宮さまに尋ねるほかないと判断し、今回あえて質問に盛り込んだのです」

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