「敢えてそんなことをここで持ち出さなくても」 秋篠宮さまの誕生日会見に宮内庁であがった声

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敢えて持ち出さざるを得なかった背景

 宮内庁が別居をすでに認めているのだから、その背景を説明するのは不思議ではないのだが、なぜ“敢えてそんなことをここで~”という反応があったのか。

「聞こえてきたのは、“極端なたとえにですが、一般家庭で考えた場合、家を建て替える際に、いずれお前は結婚して出ていくのだから、個室を作らないと両親が言ったら、何かしらのハレーションが起こるのではないか。里帰りということもあるだろうし……”というような声でしたね」(同)

 もちろん、眞子さんや佳子さまも、部屋を作らない方針を了解していたというふうに秋篠宮さまは説明されているわけだが、なかなかそれをそのまま受け取る向きはそう多くないようだ。

「というのも眞子さんと小室圭さんとの交際から結婚までを常にサポートしてきた佳子さまは、その件をめぐって秋篠宮さまと時折、衝突のようなものがあったとも言われており、それが別居とつながっているのではないかとの見方は依然としてあるんですよね。つまり将来の人生設計に基づいての方針ではなく、あくまでも現在の人間関係によるものではないか、という推測です」(同)

タイムリー問題

 今回の会見で秋篠宮さまは、別居その他の事情を説明しなかった理由の一つとして、プライベートなことであるからという話もされていた。皇族であってもプライバシーが尊重されるべきなのは当然で、国民の多くは秋篠宮ご一家が平穏な日常を過ごされることを望んでいるだろう。

 さらにネット上でのバッシング、あるいは一部報道については次のようにお話をされている。

《何と言いますか、それを目にしなければ気にはならないわけですね。目にすることもやはりあるわけですけれども。今、お話ししたように、ではどれくらいの人たちがそういうことを書いているのか、発信しているのかということによって、こちらの認識というのも変わってくるということですね》

 また関連して、宮内庁側が「正確な情報をタイムリーに出していくこと」が大事だ、とも話されている。

 いわゆる「小室さん問題」以来、なにかの歯車がうまくかみ合わず、宮内庁もその修正ができない状況が続いているのは事実だ。

 会見では、ウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの問題、地球温暖化、新型コロナ、クマの被害、藤井聡太、大谷翔平の活躍等、実にさまざまなテーマについても触れられている。

 にもかかわらず、クローズアップされるのが「引っ越し」「別居」に関する部分ばかりになっているのも、その状況ゆえだろう。それだけに“敢えて”ご自身の言葉でできる限りの説明をなさろうとしたということだろうか。

デイリー新潮編集部

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