【保育大手「ポピンズ」続報】まだあるパワハラ証言 園児の「お怪我報告」で泣き出す社員も…74歳「前会長」が200人参加の誕生日会で見せた“驚きの姿”

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スニーカーを履いた足を高く掲げ…

 元社員らが口をそろえて「異様だった」と言うのは、誕生日会だ。毎年、中村前会長と轟社長の誕生日には、社員らによるサプライズイベントが行われるという。

「中村代表バースデーサプライズ」と銘打たれた2021年の誕生日会は、コロナ禍でZoomを通して行われた。このパーティーに参加した元社員が証言する。

「200人以上の社員が参加したのですが、開始時刻が遅れ、1時間以上も待機しなければなりませんでした。前会長は自宅からオンラインで参加していたようで、社員がハーモニカ演奏の余興をしたり、お祝いメッセージを読み上げたりする様子を、シャンパンを飲みながら眺めていました」

 そんなオンライン誕生日会の中で、中村前会長が最も感激したのが轟社長からの高級スニーカーのプレゼントだった。

「社長は2カ月前にヨーロッパから取り寄せたロジェヴィヴィエというブランドの靴だと紹介していました。秘書に探させてやっと手に入れたそうで、チャットでも『これもう日本では売っておりません』『毎日のチョコ(わんちゃん)の散歩に是非』などと盛り上げていました。さらに社長が促すと、前会長がスニーカーを履いた足を高く掲げ、カメラ越しに社員たちに見せる一幕も。正直言って、何をやってるんだろうという気持ちになりました」(同)

本社の社員を“ナニー”として派遣

 さらに、パワハラとは別の問題についても証言を得た。

 ポピンズの事業の根幹となるのは、“ナニー”と呼ばれるベビーシッターを派遣する事業である。同社の公式ホームページよると、《当日オーダーOK、24時間365日いつでも対応!》といい、約2500人のナニーが所属していると記されている。

「登録しているナニーの数が足りていません。給料が安いため募集しても人が集まらないのです」(元社員)

 繁忙期となる秋以降は、依頼があっても対応しきれない場合が多いという。

「ナニーが見つからない時は、普段はナニーの手配をしている本社の社員が現場に行かされるのです。ぎりぎりまで手配に奔走して、ダメなら自分が行くといった感じです。当然、実務経験は乏しく、社員も不安がっています」(同)

 別の元社員も「普段はデスクワークをしている社員が、人手が足りない時に自らナニーとして契約家庭に行くということはよくありました。ただし、最低限の研修は受けているので、社内の基準はクリアしており、全くの素人というわけではありません」と証言する。

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