菊池桃子の歌声に視聴者から「昔と違う」…知られざる音楽番組の葛藤、生歌企画で人気が高い昭和の女性歌手は

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

生歌番組を成功させるには

 番組のグダグダぶりも話題になった。

「番組MCは田中瞳アナ(27)でしたが、イベントのアンバサダーを務める出川哲朗(59)が仕切る格好となったため、ゲストの長嶋一茂(57)や藤森慎吾(40)らが調子に乗って、歌い終わった出川にホースで水をかけたり、仲間内だけで盛り上がるようになってしまいました。特にエンディングでは、番組には出演していないサザンオールスターズの『みんなのうた』を合唱して〆ようとしたのですが、歌を知っている人がほとんどいなかったため、SNSでは“放送事故並み”とまで言われていました」

 開局60周年をもっと盛り上げたかったはずだが、

「テレ東としては、生歌に対する視聴者の反応は想定内だったはずです。今後は、誰を“生歌歌手”として呼ぶかに尽きるでしょう。とにかく歌える人を呼ぶべきです。たとえば、“昭和の名曲”という企画で必ず名前が挙がるのが、麻倉未稀さん(63)です。麻倉さんの代表曲といえば、84~85年に放送されたドラマ『スクール☆ウォーズ』(TBS)のテーマ曲として知られる『ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO』ですが、彼女は今でも昔と遜色のないレベルで歌えるからです。誰もが懐かしいと思うヒットした曲で、それを当時のように歌えて、テレビでの歌唱も懐かしい人。本人歌唱に価値のある人を引っ張り出せるかが、番組を成功させるカギです」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。