【うちの弁護士は手がかかる】平手友梨奈にとってハマり役になった理由 「前事務所が過保護だったので損をした面がある」
ムロの温かみのある演技と絶妙の受け芝居が背骨
24日放送の7回で天野は初めて蔵前に謝った。口論をしていた蔵前に対し、軽い気持ちで「あなたの代わりはいくらでもいますから」と言ってしまい、傷つけたからだ。
蔵前には、前職で育てた俳優の笠原からクビを宣告された際、「あなたの仕事は誰がやっても変わらない」と言われて絶望した過去がある。このドラマを読み解くポイントの1つである。陰で支えてくれている人に対し、「誰でも出来る仕事」などと言うものではない。
7回のラストで笠原は蔵前に対し「やっぱり私にはあなたが必要なの。戻って来てほしい」と頼んだが、帰らないだろう。謝罪した天野と打算で自分の手元に戻そうとする笠原は根本から違う。なにより、蔵前は天野を育てることに喜びを感じ始めている。
ムロと平手のダブル主演ドラマのようにも思えるが、そう謳わずに良かったのではないか。そのほうが若手の平手はのびのび演じられる。
なにより、この作品はムロの温かみのある演技と絶妙の受け芝居が背骨になっている。