【うちの弁護士は手がかかる】平手友梨奈にとってハマり役になった理由 「前事務所が過保護だったので損をした面がある」

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 欅坂46を脱退して4年近くが過ぎた平手友梨奈(22)が、俳優として一回り成長した。ムロツヨシ(47)が主演し、平手がヒロインを務めるフジテレビ「うちの弁護士は手がかかる」(金曜午後9時)が評判高い。平手とこのドラマ、どこがいい?

フジの4ドラマの中で視聴率トップ

 フジのプライム帯(午後7~同11時)にはドラマが4作品ある。ムロと平手の「うちの弁護士は手がかかる」、「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9時)、関西テレビ制作の「トクメイ!警視庁特別会計係」(月曜午後10時)、「いちばんすきな花」(木曜午後10時)である。

 事前の宣伝は、看板ドラマ枠である月9の「ONE DAY」とやはり売り物である木曜ドラマの「いちばんすきな花」のほうが、力が入っているように見えた。だが、4作品の中で視聴率トップはムロと平手のドラマ。10月からドラマになったばかりの放送枠である。ダークホースが本命馬を追い抜いた形だ。

 11月24日放送の個人視聴率は3.6%(世帯視聴率6.4%)。13歳から49歳の個人視聴率を切り取ったコアは2.3%。いずれもほかの3作品より上だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。他局のドラマと比べても上位に入っている。それも不思議ではない出来映えである。

 主人公の蔵前勉(ムロ)は敏腕の芸能マネージャーで、俳優の笠原梨乃(吉瀬美智子・48)を30年かけて大物に育て上げたが、突然クビになった。途方に暮れた蔵前を雇ってくれたのが「香澄法律事務所」。新人弁護士・天野杏(平手)のパラリーガルを任された。

今回の天野が最もハマリ役か

 天野は頭脳明晰であるものの、おそろしいまでに社会性がない。また、びっくりするほど自分勝手でわがままだから、ほかのパラリーガルは組みたがらない。そんな手のかかる天野を、蔵前が1人前に育て上げるというハートウォーミングコメディだ。

 当初は「なんで芸能マネージャーが弁護士を育てるのか?」と思ったが、考えてみると、ベテランのマネージャーとパラリーガルには共通点がある。表舞台に立つ俳優と弁護士に気を使い、立てながら、陰から支えるところだ。そして育て上げる点も一致している。

 平手は2020年1月に欅坂46を脱退して以降、テレビ朝日「六本木クラス」(2022年)などドラマ4作品、「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」(2021年)など映画2作品に出演した。しかし、今回の天野が最もハマリ役に違いない。

 天野は気性が激しく、誰にでも向かっていくが、内面は繊細で淋しがりや。これまで演じてきた役柄とは一味違う。金城綾香プロデューサーは本人の適性を見抜いたようだ。

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