グラビアアイドルたちが続々と「ボディーコンテスト」に出る“意味” 11月のグラビアを振り返る

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今月の気になったグラビア

 11月によかったグラビアを振り返りたいと思います。

 今月もっとも印象に残ったのは「週刊現代」のグラビア文学館に登場した豊田ルナさんです。同企画は名作文学に合わせたグラビアで、豊田さんはスコット・フィッツジェラルドの『グレイト・ギャッツビー』に合わせ、上流階級の美女に扮しているのですが、白いつば広の帽子に白の胸元の開いたドレス姿が素晴らしく「豊田ルナの正しい魅せ方が見つかった!」とひざを打ちました。

 豊田さんはこれまで笑顔の明るいグラビアが多い印象でしたが、大人めでのグラビア、しかもちょっと古い年代の衣装を着るとぐっと昭和感が出ますし、そこに品を感じさせる。黒のトーク帽、チュールに黒のランジェリーというグラビアも色っぽい。女優としても活動されているので、昭和を舞台にしたドラマで見たいなと思いました。

 グラビア2回目にして11月27日発売の「週刊プレイボーイ」の表紙を飾った豊島心桜さんもインパクトがありました。キャッチコピーにあった「2023年のラスボス」とは言い得て妙で、まだあどけなさも残すルックスとあまりに破壊力がありすぎるバストのギャップは、これぞグラビアの醍醐味といえるでしょう。これまでグラビアは固辞してきたということですが、よくもこんな逸材がまだ隠れていたなと驚くばかりです。2024年のグラビアを席巻するのはほぼ確定なのではないでしょうか。早くも楽しみです。

 グラビアの逸材でいえば、11月6日発売の「ヤングマガジン」でグラビアを飾った下谷あゆさんもその一人。大阪のアイドルグループ「おちゃメンタル☆パーティー」で活動する18歳のアイドルなんですが、身長は174センチ。顔立ちと身長から大人っぽいグラビアもはまりそうです。同じく11月27日発売の「ヤングマガジン」で2回目のグラビアを飾った「アップアップガール(2)」の佐々木ほのかさんも逸材です。こちらは正統派の17歳美少女で男子高校生なら誰しもが好きになってしまうのではないでしょうか。ビキニも似合うのですが、少し昔のアイドルの雰囲気もあり、白の競泳水着がかなりよかったです。

 今月はほかにも「週刊ヤングジャンプ」でグラビアを披露した「yosugala」の汐見まといさん。儚さの中にも強さを感じる美女で、雑誌のキャッチに使われた「終わらせに来た。」という言葉もよかったです。ちなみに汐見さんは早稲田大学卒業。最近、芸能界では美人で頭もよくてというハイスペックな方が多く、もはや“天は二物を与えず”は通じそうにありません。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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